PATEK PHILIPPE/V&C/AP > VACHERON & CONSTANTIN 18K.P.G./W.G.ケース 懐中時計
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Pocket Watch > VACHERON & CONSTANTIN 18K.P.G./W.G.ケース 懐中時計
- VACHERON & CONSTANTIN 18K.P.G./W.G.ケース 懐中時計
- Price 572,000
円(税込み)
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- OMG No.#9648
- モデルネーム
- Ref.
- Serial.6*** 4****
- ケースNo.6***
- 機械No.3*****
- キャリバー15'''
- 製造年代1930'S
- 材質18K.P.G./W.G.
- ケースサイズφ40mm
- ダイヤルコンディション
- シルバーヘアライン仕上げゴールドアップライドドットマーカー及びゴールドアップライドファンシーアラビックインデックスダイヤル
ゴールドサーペンタイン型針 ハンドメイド仕上げの恐らくカスタマイズドダイヤルです。
- ケースコンディション
- 大きな傷の無いとても良いコンディションです。
- ムーブメントコンディション/メンテナンス後の精度データ
アンティークウォッチの精度について
- キャリバー;15’’’ 18石 8ポジションアジャストメントハイグレードキャリバー
- トータルコンディション
- ヴァシュロン・コンスタンタン社は1755年創業とスイス時計メーカーでも記録に残っている時計メーカーの中で最も古い時計メーカーの一つです。 ジャンマルクヴァシュロンの作った工房から始まり1819年にフランソワ・コンスタンタンを迎え入れ、ヴァシュロン・コンスタンタン社へと社名を変更し、高級時計メーカーの歩みが始まりました。 時計製造において育まれた歴史の中ではパテックフィリップ社やオーディマピゲ社と並ぶ3大時計メーカーと呼ばれる細部に拘った丁寧な時計作りをしてきたメーカーの一角を担う存在は揺るぎないものとなっております。 しかしながらその実、ジャガールクルト社との深いつながりは同社が歩んできた時計製造の歴史において、重要な根幹であった事は揺るぎない事実です。1980年代においてもスイス・ジュネーブ、レマン湖の中州に同社の旧本社ビル及びシュールームの最上階にJAEGER LECOULTREの看板が掲げられており、長年の密接な関係を物語る光景でした。 逆に言えばジャガールクルト社は1920年代のパテックフィリップ社の腕時計のキャリバー供給、また、ジャガールクルト社の共同経営者の一人、エドモンド・イエーガー氏が深く時計製造を始めたばかりのカルティエ社に関わっており、1910年代からのカルティエ社との協力関係はむしろジャガールクルト社の当時の企業力とその結果の大きな業績と言えると思います。 ヴァシュロンコンスタンタン社の機械の特徴は、ジャガールクルト社の影響に因るところが濃く出ておりますが、時計のデザインにおいてもその影響が感じられる部分が強く、各社共通のその時々のデザインの流れを抜きに考えれば、とてもシンプルな精巧なデザインが特徴といえます。 また、販売代理店の実績も持っており、当時のブレゲ社の販売を手掛けていた時期もあったようで、デザイン的特徴の一つ、文字盤の加工方法の一つ、編み目等の彫り込み工法のギュロッシェ(ギョウシェ)様式も多々見られます。 それぞれのメーカーにそれぞれの構造的、機能的、機構的特徴や、デザインの特徴が当然厳しい競争の中で生れ、その時計メーカーならではの定番的モデルが生れて来るものですが、当時の時計メーカーも時には面白いイレギュラーモデルを作った形跡が見られます。 ヴァシュロン社においても恐らく上顧客のカスタマイズ等のリクエスト、時には自社の製造能力としての柔軟性を示す為に、思わぬデザインが垣間見れる事があります。 この時計はその最たるものの一つかも知れません。 機械はヴァシュロン社の最高級品質(18石、8ポジションアジャスト)のキャリバー15リーニュを搭載し、ケースは恐らくフランスのホールマークが見られる所からフランス向けに(当時フランスでは独特の貴金属製品の管理体制があった事に因る)外部発注されたと思われる特殊なピンクゴールドとホワイトゴールドの2トーン構造となっており、特に文字盤はシルバーの生地を生かしたような光沢ヘアライン仕上げに、ハンドメイドでロー付けされたかのようなゴールドアップライドのファンシーアラビックインデックスと外周にはやはりハンドメイドされたかのような、分の単位のアップライドドットマーカーととてもユニークな仕上げと針も少しラフな仕上げのサーペンタイン型針なっております。 とても珍しいサンプルの一つかと思います。