ＶＡＣＨＥＲＯＮ＆ＣＯＮＳＴＡＮＴＩＮ ＳＳラウンドケース 婦人用手巻き-ONE MINUTE GALLERY

ＶＡＣＨＥＲＯＮ＆ＣＯＮＳＴＡＮＴＩＮ　ＳＳラウンドケース　婦人用手巻き: Price 999,999,999 円（税込み）; 商品に関しましてはお問合せ下さい
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OMG No.#9311
モデルネーム
Ref.
Serial.
ケースNo.
機械No.3＊＊＊＊＊
キャリバー8'''
製造年代1920'S
材質SSﾗｳﾝﾄﾞ代用ｹｰｽ（社外品）
ブレスレット
ベルト素材革
ケースサイズφ24.5mm

ダイヤルコンディション: ホワイトマットブラックプリントブレゲ式アラビア数字インデックスダイヤル　ブルースチールムーンブレゲ針　
全体に焼けが見られますが当時のままのオリジナルコンディションです。

ケースコンディション: 戦時中（１９４０年代）日本政府の指針により金等の貴金属が没収（供出）となった為のステンレススチールの代用ケースとなっております。

ムーブメントコンディション/メンテナンス後の精度データ アンティークウォッチの精度について: キャリバー；８’’’　１５石　５ポジションアジャステッド　ロジュームメッキ仕上げ　手巻き式

トータルコンディション: １７５５年創業のヴァシュロン・コンスタンタン社はパテック・フィリップ社、オーディマピゲ社と並んでスイスの３大時計メーカー言っても過言ではない事は誰もが認めるところかと思います。しかしながらその実、ジャガールクルト社との深いつながりは同社が歩んできた時計製造の歴史において、重要な根幹であった事は揺るぎない事実です。１９８０年代においてもスイス・ジュネーブ、レマン湖の中州に同社の旧本社ビル及びシュールームの最上階にＪＡＥＧＥＲ　ＬＥＣＯＵＬＴＲＥの看板が掲げられており、長年の密な関係を物語る光景でした。ジャガールクルト社の後ろ盾を力として、同社はパテック社オーディマピゲ社と同様とても丁寧な時計作りをしてきました。スイス時計産業における最高峰の技術力で、これまで沢山の高品質の時計を排出してきました。
　この時計もそうした中の一つの婦人用の手巻き時計です。文字盤もヴシュロン社のプリント形式がアーチ状の古いプリントとなっており、若干全体に焼けが見られますが、当時のままのオリジナルコンディションとなっております。　戦前に日本に正規に持ち込まれた時計と思われ、第二次大戦末期に資源の枯渇対策で、貴金属の供出が国の方針で決定され、当時はお国の為にと所有者が涙を呑んで供出した歴史を語るものとなっております。供出品に関しましては仮のケースに組み込まれ、残念ながらステンレス、もしくはメタル合金の合わせケースとなり、戦後に元のケースに戻されることなくそのままとなったものと思われます。　元々１８金製高級時計であったであろう物が、日本の憂うべき歴史の影響下でこのような状態で残った戦争にまつわる物証品と言えます。

アンティーク時計の販売・修理 山下時計店

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